2014年7月23日水曜日

ランが逝きました(ヒキガエル)

家の自慢のヒキガエル「三人息子」のうちの1匹の、あのやんちゃなランが、22日午前、逝きました。

6月に入ってから、ほかの二匹(オッドさんとナガレさん)に比べて、急に、元気がなくなり、

表情もぼんやりして、餌を食べなくなりました。

何とかして、餌を食べさせようと、いろいろな餌を試し工夫したのですが、

本蛙(ほんにん)に、食べる気なく、食べませんでした。

息をするときに、ぱこぱことした異音がした気がしたので、何か疾患を患っていたかもしれません。

それでも、生かせるために、心を鬼にして、

力ずくでも、口をこじ開けて、練り餌を押し込もう、と、楊枝でランの口を開けさせようとしましたが、

おしっこをぴゅーぴゅー飛ばしながら、猛烈に暴れ、嫌がるので、

あ、これは、泣けないカエルが、泣いて嫌がっているってことなんだ、と思い、無駄に体力を消耗させるだけ、

もうこれ以上、ランの嫌なこと、ストレスになること(餌の押し付け)は止めよう、と思いました。

生き物は、いつかは死ぬ。

ランにそのときが近づいているのなら、できるだけ、穏やかに安らかに、無理をさせずに迎えられるように、と、

ケースを静かな洗面所に移し、まめに覗いては声をかけつつ、水替えをメインとした、お世話(でも、脱皮は手伝う)にしました。

ランは、その間、広々とした水入れの水に浸かったり、陸に上がったり、小さな木のテラスに乗ったり、自由に移動して過ごしました。

食べなくなってから、ひと月あまりを生きて、昨日、水入れと木のテラスの間に、落ちるようにして、亡くなりました。

目は開いたままで、とても楽しそうな、充実した顔をしていました。

私に、ありがとう、と言っているようでもありました。
 


ラン。

こちらこそ、楽しいときを、ありがとう。

もう、「ラン、ラン」って、呼べないのが、寂しい。


いつかまた会えるときまで、お互いに元気でいようね。